2012-10-04

反貧困世直し大集会2012

反貧困世直し大集会2012

世の中なんとかしたくない?
~あなたの声を聞かせてください。~



 何が正しくて、誰を信用したらいいの?何を誰がどこまで決めるのが一番妥当なの?私たちの暮らしは誰がどこでどうやって決めるべきものなの?私たちの社会のあり方を決めるのは誰なのかという問いが、ここまで多くの人たちに、ここまで真剣に問われたことは、あまりなかったのではないかと思います。「他の人たちはどう思ってるんだろう?」多くの人たちがあふれる情報の中から、自分に響く声を探し求めてもいます。あなたは、いま何を思っていますか?

●日時: 2012年10月20日(土)11:00~15:00 
     パレード出発16時(予定)場所: 芝公園4号地(東京都港区)
     アクセス: 三田線「御成門」すぐ、
            浅草線・大江戸線「大門駅」徒歩6分、
            日比谷線「神谷町駅」徒歩7分、
            JR「浜松町」徒歩12分
●参加費: 無料

※荒天中止(中止の場合は、当日の午前7時にHPでお知らせします)

●主催:「反貧困世直し大集会2012」実行委員会、「反貧困全国キャラバン2012」実行委員会

◆「反貧困全国キャラバン2012」ゴール到着イベントです!各地に反貧困のネットワークを紡ぐため、全国をまわったキャラバンカーが、芝公園にゴールします。
◆スピーカーズコーナー暮らしのニーズや思いを訴える場を作りました。10ヶ所で30分ずつ、貧困のこと、命や暮らしなど様々なテーマ(生活保護、孤立死、消費税、原発、TPPなどなど)を、自分にあったスタイルで訴えていただきます。多彩なゲストも登場します。また、飛び入りスピーカーも大歓迎です。みんなでワイワイ一緒に考えよう!
◆パレードやります!約1時間のコースを予定しています。みんなで一緒に楽しく盛りあがろう。
◇情報保障全体会と一部「スピーカーズコーナー」に手話通訳がつきます。ノートテイクをご希望の方は、受付までお申し付けください。
◇キッズコーナーやグッズ販売もあります。
◇炊き出しもあります。
◇反貧困TVで生中継をします! http://www.hanhinkontv.blogspot.jp/

<プログラム>
11:00 オープニング(全体会)キャラバンカー迎え入れ
12:00 スピーカーズコーナー(2時間)
14:00 クロージング(全体会)全員参加企画・スタンドアップ
15:00 パレード準備
16:00 パレード出発
17:00 解散 (おつかれさまでした!)

 ◎賛同金のお願い(個人一口1000円、団体一口3000円)何口でも可。賛同いただいた方のお名前を公表させていただきます(匿名、ペンネームなども可)。
◎カンパ大歓迎郵便振替口座番号:00170‐5‐594755 加入者名:反貧困ネットワーク ※通信欄に内訳(賛同金、カンパなど)、名前の公表の不可をご記入ください。

【連絡先】反貧困ネットワーク(代表: 弁護士 宇都宮健児)
〒162-0814 東京都新宿区新小川町7-7 NKBアゼリアビル202
Tel: 03-6431-0390 Fax: 03-5579-8540
E-mail: office@antipoverty-network.org URL: http://antipoverty-network.org/

2012-06-11

記者会見


<バッシングを利用した生活保護制度の改悪を許さない声明>



     
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バッシングを利用した生活保護制度の改悪を許さない声明

反貧困ネットワーク
(代表 宇都宮 健児)

タレントの家族が生活保護を受給していたことに端を発して、全般的な扶養義務の強化など生活保護制度の改悪の動きが広がっている。現在の社会情勢や市民の生活実態が無視され、一時のムードで将来に禍根を残すような改悪が進められようとしている。

 しかし、扶養義務の強化はこれまでの世界的な流れに逆行する。近代的国家においては、たとえ成人した親子間でも扶養義務を課さないのが通例である。すなわち、扶養できるだけの能力のある人は、その分、税金をたくさん納めることで責任を果たし、政府が所得の再分配を行って市民の生活を支えることになっている。

 いまの日本では、生活保護を受けられるはずの人が利用できず、実際に保護を受けている人の割合はせいぜい20%台と言われている。扶養義務が強化されると、ますます生活保護が利用できなくなり、餓死や孤立死が増えることは火を見るより明らかである。

扶養義務の強化によるしわ寄せは中・低所得者世帯に集中し、これまでかろうじて貧困に陥らずにいた世帯まで貧困化することになる。とくに、少子高齢化のもとで扶養義務を負うのは若い世代である。政府は子育てを応援すると言うが、子どもの教育費などでギリギリの生活をしている世帯が親の扶養まで強いられることになり、貧困の連鎖がさらに加速することになる。

 生活保護を利用せざるを得ない人たちは家庭環境も複雑な場合も多い。扶養の強要によってこれまで以上に家族関係がこじれ、いっそう孤立させることになる。それだけでなく、DV被害者や虐待を受けてきた人たちが加害者の扶養を強要されることになったり、加害者の影に怯える彼ら彼女らに生活保護の申請を諦めさせたりすることになる。

「美しい家族主義」は幻想にすぎない。家族が互いにいたわり合うためにこそ、生活保護をはじめとする社会保障の充実によって市民の生活を支えることがさらに重要になっている。

 今回の一連の騒動で、生活保護を現に受けている人たちも不安な日々を送っている。今こそ「声なき声」に耳を傾けて欲しい。生活に困窮し、生存を脅かされている人たち、社会から孤立させられている人たちがたくさんいる。生活保護の役割を大きく評価し、さらに使いやすい制度にして、この人たちに憲法25条で保障されている生存権という人権を行き渡らせることこそ、いま求められている。

 私たちは、誰もが人間らしい生活ができる社会を目指す皆さんと手をつなぎ、生活保護に対するバッシングを許さず、生活保護制度を改悪させないために行動する決意である。

記者会見放送

「バッシングを利用した生活保護制度の改悪を許さない声明」

http://antipoverty-network.org/


<日時>  2012年6月11日(月)16:00~
<場所> 厚生労働省記者クラブ
<出席予定者>
宇都宮 健児(反貧困ネットワーク代表、弁護士)
赤石 千衣子(反貧困ネットワーク副代表、しんぐるまざあず・ふぉーらむ)
河添 誠(反貧困ネットワーク副代表、首都圏青年ユニオン書記長)
ほか

*後閑一博氏(ホームレス総合相談ネットワーク)による、6月9日(土)に実施されました「生活保護“緊急“相談ダイヤル」(主催 生活保護“緊急“相談ダイヤル実行委員会)の概要報告もあわせて行います。


<本件に関する問い合せ先>
反貧困ネットワーク事務局
E-mail: office@antipoverty-network.org

2012-03-13

本当にそれで解決するの?生活保護の医療費(一部)自己負担問題を考える

「評判の悪い生活保護については、何か手をつけないと消費税増税への国民の理解が得られない」という理由で、非常に強引に生活保護受給者の医療費一部自己負担導入が決められようとしています。しかし実は医療扶助費の6割近くの約8000億円が入院費であり、約25%の3000億円が精神医療入院費であることは、あまり知られていません。医療扶助費の効率化を考える際、自己負担導入で問題が解決するのか、実態に即して考える必要があります。鬱積するフラストレーションが「弱者たたき」に向かいやすい現在、冷静な議論を行いたいと思います。



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【日時】3月13日(火)18:30~20:00
【場所】航空会館7F701・702会議室(東京都港区新橋1-18-1)

【司会進行】
○大塚 敏夫(中央労福協事務局長)

【発言】
○門屋 充郎(日本相談支援専門員協会代表、NPO法人十勝障害者支援センター理事長)
日本の精神医療は、入院治療に偏りすぎていて、それが多くの弊害をもたらしています。障害者の地域生活移行は、以前から国の方針として掲げられながら、十分な成果を挙げていません。理由の一端は、地域生活の困難さにあると言われます。しかし、適切な相談支援体制があれば、それは十分に可能です。実践的裏づけのあるデータに基づいて、精神障害者の地域生活移行が可能であり、それによって医療費自己負担導入などしなくても、生活保護の医療扶助費を減らすことは可能であることを示します。

○湯浅 誠(反貧困ネットワーク事務局長、NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局次長)
橋下大阪市長や一部の国会議員が強硬に主張している医療費自己負担導入は、そもそも実務的に可能なのでしょうか。むしろ実務的な検証なく、「何かしなければ」という焦りと勢いだけで突き進んでいるように見えます。その結果が現場の混乱で終わることは明らかです。ムードに流された弱者叩きほどおそろしいものはありません。国会議員やマスコミの方たちには、冷静で実のある政策論議を求めたいと思います。

○鈴木 隆一(当事者団体「オアシスの会」)
これまで、14、5回の入退院を繰り返しています。病院は医療を受けて蘇生するところ、地域が僕の住むところです。地域での暮らしは困難もありますが、でも自分でその都度悩み、考えながら生きているのはいいことです。その暮らしには生活保護は命綱のようなもの。その命綱が切れてしまったら、また病院に戻るしかなくなります。

【主催】生活底上げ会議 (人間らしい労働と生活を求める連絡会議)
連絡先:中央労福協・北村  TEL 03-3259-1287
〒101-0052 千代田区神田小川町3-8 中北ビル5階

2012-02-10

反貧困フェスタinふくしま フクシマからふくしまへ ~被災地から貧困を問う~

2/11(土)に福島大学にて開催される「反貧困フェスタ in ふくしま」にて
反貧困TVはUSTで完全生中継を行ないます! 

会場に来られない方、ぜひご覧ください。
今回は、いまもなお原発事故の被害と不安の中で生活をしている人たちとつながるための福島での開催。そこで反貧困TVも、「ふくしまの声を聴く・伝える」ことに徹底します。基本的に、全プログラムのゲストがふくしまの方々。それも学生や農業者、教員、シングルマザーの女性・・・と、日頃マスメディアがとりあげないような市民の声をたっぷりお聞きします。
ぜひ、ご覧ください!


★ハイライト(父親が自死した樽川和也さんの話 )


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