厳しい経済環境が続く中、生活保護受給者が増えています。去年11月、生活保護の受給世帯数が142世帯を上り、過去最多となりました。そんな中、厚生労働省は、生活保護受給者の増加に歯止めをかけようと、生活保護法の改定案を、今国会に提出することを検討しています。
生活保護受給者の増加に歯止めをかけることだけを目的に、安易に法改正を進める政策に対し、貧困問題に取り組む現場からは批判の声が上がっています。憲法25条に掲げられた生存権を守っていくために、生活保護はどうあるべきなのかー。「こう改善したほしい」「こんな改悪はあってはならない」という2つの視点から提言を聞きました。